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忠ちゃん奮闘記 / 1963 結婚 |
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23や24歳では若いと言うことで、誰も信用してくれないと言われ、年をごまかす為鳥打ち帽子をかぶり脇の下にカバンを抱えて営業をしたものである。
その後しばらくして家内と結婚した。それは昭和38年3月23日お彼岸のお中日であった。結婚は見合いでした。高校を卒業すると福井精練に勤めた。その当時家内の兄貴も同じ職場にいた関係で、見合い写真を見てこの人は良く知り真面目でいい人であると太鼓判を押したそうである。言うでもないが家内は可愛いい子でしたよ。
結婚した夜、家内に言った言葉を今でも覚えている。海のものとも、山のものとも分からない仕事であり、お客も少ないし食えるか食えないかも分からないのに私のところに来てくれたことを感謝し、生活に困らせないようにしょうと決意した。心の中では世界一の幸せ者にしてやると思った。家内はその言葉を覚えているかいないかは分からない。
平成7年7月5日に家内と韓国で行われたライオンズクラブ国際大会が行われた時参加した。その時革の鳥打ち帽子を見てあまりの懐かしさの余り、思わず当時を思い出し買ってしまった。
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