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会長語録 清川 忠 / 1995(平成7年)新春号 年頭あいさつ |
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”信念と実行”の年
明けまして、おめでとうございます。
社員のみなさまには、ご家族お揃いですがすがしい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は景気が一段と厳しい年であったにもかかわらず、社員一同が心を一つにして業績向上にご努力いただいたおかげで、どうにか期初の目標に達成することができると共に念願であったISO9001認証を取得できたことは、誠に喜ばしい限りであります。
本年は7月1日より製造責任(PL)法が施行されることになりましたが、これに対処するには前向きで考えなければならないと思います。わが社としては、技術課、品質保証課、製造部門が三位一体となって、品質保証体制に取り組まなければなりません。これらを下支えするものは、毎日の5S活動や改善提案の中から生まれてくるもので、社員一人一人が真剣に考えていただきたいと思います。
また環境法の改正により鉛、燐、窒素が一段と厳しい問題となってきております。これもまた、重要な課題であり、われわれとしては義務として、責任として前向きで取り組んでいく所存であります。
お客様に喜ばれる物作りと環境に対する心構えが大切であり、全社的な取組みとして5S活動と提案活動を一体化し推進していただく所存であります。
技術課は技術者の養成と、新しいメッキ法による新製品の研究開発に傾注し、技術面から見た品質自主保証の裏付けの確立を図ると共に環境の整備を推進すること。
品質保証課によりお客さまに言い訳のいらない物造りを目指すための作業ルール化をもう一歩進めること。さらに品質の重要性を周知徹底させると共に解析力の強化を図ること。
製造部門においては、納期の対応力の強化を図り、作業ルールの確立を推進すること。
それぞれの部署において以上のことを達成するためには、
一、 品質自主保証をする信念
一、 新技術の工法と開発の信念
一、 納期でお客さまに迷惑をかけない信念
まとめて言えば、やり遂げる信念であります。信念があっても実行がともなわなければ何にもなりません。本年度のスローガンは、「信念と実行」とし、世界に通用する会社になることが目標であります。
どうか社員諸君には、目標達成のためなお一層の自己研鑽に励んでいただきたく存じます。
会社の発展は、全社員とご家族の幸福のためであることを念頭に、本年も現場での事故は勿論、交通事故等の絶無を期し健康で明るく元気いっぱい頑張って下さい。
会社にとっても皆さま方にとっても良い年でありますよう祈念し、年頭の言葉といたします。
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