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会長語録 清川 忠 / 1991(平成3年)新春号 年頭のことば |
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「反省と挑戦の年」
みなさん新年あけましておめでとうございます。
ご家族お揃いでよいお年をお迎えになられた事と存じ、衷心よりお慶び申し上げます。
昨年の業況は一般的には経済問題に変化の多い多難な年であったようでしたが、おかげさまで当社の昨年の業績は好調に推移し、その間皆さんに大変ご無理をお願いしたことを先ずもってお礼申し上げます。
ご承知の通り最近の世界の政治経済情勢は東欧の民主化、日米構造協議、中東湾岸問題、高金利株式債権相場の下落など極めて困難な事態でありますが、当社の進むべき方向については諸般の情勢をみながら適格に把握し、新工場の増設、メッキ検査工場の増改築、アルマイト自動機の導入など、相次ぐ設備投資を計画通り推進し得たことはありがたいことだと思っております.とりわけ当社が経営の基本方針として実施しているQC、安全衛生、提案の各活動は委員会を中心に積極的に取り組みその成果が出て来ていることは確かであり、年初から福井松下電器株式会社をはじめとする納品企業からの品質、工程の監査並びに視察に於ても皆さんのご努力で高い評価をいただいております。
さて今年は過去の未年(羊)をみても変化の多い年であったように昨年以上に内外の政治、経済情勢は厳しいものがあり、予断を許さぬ業況でありますが、今こそ基本に忠実、安全衛生に重点をおき、人材の育成と明るい職場づくりに専念してより一層の整備を計り、いかなる状況変化にも対応できる強い体力を身につけて、「メッキはキヨカワ、技術のキヨカワ、品質納期のキヨカワ」の地位を確固たるものとして91年を乗り越え、来る平成5年(1993年)の清川メッキ工業創立30周年、キヨカワ電子創立10周年に向かって前進し、事業部長賞を当面の目標とし、反省と挑戦の年としたいのであります。
その為には誰にも負けない基盤を醸成し、各自が一段と自己研磨に励み、益々精進して共に飛翔をつづけようではありませんか。どうか会社の発展の為に、御家族の幸福の為に自己の絶無を期して健康で元気いっぱい頑張っていただきたくお願いする次第です。
時節柄風邪をひかないよう、十分注意され、会社にとっても皆さんご一家にとってもよい年でありますよう祈念して新年のことばといたします。
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