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会長語録 清川 忠 / 1993(平成5年)新春号 年頭あいさつ |
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「努力なしには収穫なく、挑戦なしには勝利はない」
社員の皆様、あけましておめでとうございます。皆様にはご家族共々、ご健康で希望あふれる輝かしい新年を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。本年は私どもの会社が創業してから丁度30周年に当たり、振り返って見ますと皆様もご存じの通り、昭和38年は「サンパチ豪雪」の年であり景気も良く無く不況の年であったと記憶しております。また家内と結婚した年でもあります。
私が23才、家内が22歳でした。私は福井と大阪で4年間メッキの修行をし、当時70坪の工場で夫婦2人で創業いたしましたが、先に申し述べました通り不況の年でもあり仕事も少なく、信頼もなく、若すぎるということも大変苦労したことを思い浮かべます。
その当時、昼は営業に夜は仕事にという時代もありました。仕事を戴く前に、自分を売り込むといいましょうか、お客様に気心を理解して頂くために、毎日毎日が喋りまくる日々でした。1年後は長男が生まれ、家内は子供をおぶっての仕事の毎日であり、お客様で「奥さん子供をおぶっての仕事をするとあぶないざ」と労わりの言葉をかけて下さる方もいらっしゃいました。私はミゼット(軽三輪車)の助手席に子供を乗せ営業に回り、子守をしながら、仕事や配達をした時代もありました。その後次男、三男が生まれ、社員も少しずつ増え、充実した日々であったと思います。
あれから30年、社員も150名程となり社員の皆さま、またお客様、地域の皆さまのお力添えがありまして、今日が有ると感謝いたしております。
本年も昨年に引き続き、バブル崩壊の後遺症と日本経済そして世界の経済もが景気の低迷の最中であり、こういう時にこそ如何にして、お客様に満足の頂ける製品をお届けするかが、清川グループの使命であると思います。本年は我が社の特徴をアピールする最も大切な年であり、創業30周年を節目とし新たなる気持ちで「清川元年」と位置付けたいと存じます。
それには「努力なしには収穫なく、挑戦なしには勝利はない」と年頭に当たり申し上げたいと思います。
努力と挑戦こそが、我がグループの最大の使命とし、また生斐として皆さまと共に喜び合える1年としようではありませんか。
会社の発展は皆さま方、ご家族の幸福のためであることを念頭に、本年も現場での事故は勿論、交通事故等の絶無を期し健康で明るく元気一杯頑張って頂きたく存じます。
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