|
会長語録 清川 忠 / 1990(平成2年)新春号 年頭のことば |
|
|
みなさん、新年おめでとうございます。
ご家族お揃いでよい年お迎えられたことと存じ、心からお慶び申し上げます。
昨年は年間を通じて極めて繁忙に推移し、皆さんに大変ご無理をお願いしたことをまずもってお礼申し上げます。
おかげさまで、予想通りの業績を挙げることが出来、QC、5S、提案制度等にも積極的に取り組み、その成果が出て来ていることは、喜ばしい限りです。
今年は午年、馬と人間は昔から生活を共にし、お互いを助け合って今日に至っております。従順で優しいところが好かれるが、荒馬もいます。今日までの午年を見ると平穏な時代から転換期に突入するような年が多いように思われます。
どのような年であっても、戦略が勝者を決めることは確かであり歩むべき方向をしっかり見きわめ、経験を活かした綱さばきで、皆さんの若くて強い力をフルに活用して共に前進したいと思っています。更に一段のご協力をお願いする次第であります。
今日の日本は世界に翔き、確固たる基盤を築いてきましたが、国民の手綱さばき如何では、政治、経済が大きく変化することも予想される厳しい時代であることを考え、社員一人一人がより一層自己研磨にはげみ、どんな時代が到来しても、柔軟に対応出来る創造力と豊かな行動力で踏破しなければならないのでしす。
3月にも竣工して、新しい時代に見合ったバランスのとれた経営と環境の整備に重点をおき、より高度な技術開発で創業30周年を展望した基礎づくりに専念したいと思っております。それが、皆さんの幸せにつながることを常に念じ、信じています。
最後に社員の皆様並びにご家族の皆様のご健康とご多年を心からお祈りして年頭のことばとします。
|
|