|
会長語録 清川 忠 / 1991(平成3年)夏号 |
|
|
更なる前進と強力な基盤づくり!
皆さん、毎日お仕事にご尽力感謝します。
当社の前期業績は、おかげさまで予想を上回る良好な実績をあげることが出来ました。特に前期からQC活動、5S安全衛生、提案活動の三大基本活動について積極的な運営を図っており、各推進委員の熱心な活躍によって成果が出て来ており、そのことが業績に大きく反映されて、よい結果を生みだしているものと喜んでいます。とりわけ重要なことは事故防止であり、日頃から注意を喚起しているところで、今後も引き続き事故の絶無を期することに全力を傾注していきます。
さて、当面の内外の政治経済情勢をみますと、湾岸戦争は終わったものの、環境問題、イラク内戦、アラブ諸国間の対立、東欧の諸問題、日米間に於いては構造協議、貿易不均衡など重要問題が山積しており、一方国内に於いても相変わらず高金利が続き、牛肉、米の自由化など多くの課題がありますが、厳しい状況下にありながら、比較的平穏に推移し安定した成長が続いており、いざなぎ景気の57ヶ月を追い抜くことは確実とさえいわれています。わが業界においてもご多分にもれず、上向き基調は変わらないものと確信しています。
この期に当たって更なる前進と強力な基盤づくりの機を逃がさず、メーカーとしての最大の使命である品質の確保に重点をおくとともに、それが対策として環境の整備、作業工程の自動化、品質の均一化、技術の研究開発、人材の育成など、地球にやさしく人を大切にすることを経営の理念として、一層高度に取り組んでいく方針です。
前途したとおり、需要の拡大基調の中にあって多くの課題に雄々しく挑戦し、この機会をよき体験として若い力と知恵を結集して全力で前進することこそ、今期における当社の最重要な歩むべき道だと思っています。
皆さんの日頃の努力に対し感謝すると共に、明るく元気に生き生きと、メッキの清川、技術の清川、品質の清川をめざして各活動に積極的に参加し、大きな山を乗り越え、世界に翔くことをいつも念じています。
これから暑い季節を迎えますが、どうか太陽のエネルギーを十二分に充電して心身のリフレッシュに心掛け、これからの業務に不退転の決意で臨んでいただくよう切望します。
|
|