めっき技術 TECHNOLOGY
量産実績有り
Electroless nickel-boron plating
無電解Ni皮膜にホウ素(B)を含有させて膜質により、クロム皮膜並みの硬度が得られます。また無電解特有の均⼀な厚みを要し、耐⾷性が向上する事で、耐摩耗性を要求される精密部品に10年以上採⽤されています。
対応基材︓アルミ材、鉄鋼材、銅系材
対応サイズ︓
ニッケルボロンーL300mm×W200mm×H450mm
ニッケルリンーL500mm×W200mm×H450mm
無電解ニッケルめっきに関するご質問等につきましては、ページ下のお問い合わせフォームから、もしくは、以下の製造部直通E-mailおよび直通ダイヤルよりお気軽にお問い合わせください。
製造専用E-maiアドレス:origin@kiyokawa.co.jp
製造直通電話番号:0776-23-2922
無電解ニッケルボロン(Ni-B) | 強磁性、耐摩耗性、硬度800Hv(参考値) |
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無電解ニッケルリン(中リン) | 強磁性、耐摩耗性、硬度500Hv(参考値) ※低リン、高リンについてはビーカーワークでの対応可 |
※上記以外の仕様についてもお気軽にご相談ください
高耐食性/高硬度
クロム皮膜並みの硬度800Hv以上が得られます。
また、クロムめっきと比べ、ニッケルボロンめっきは膜厚バラツキが小さいのが大きな利点です。ニッケルボロンめっきは、無電解めっきであるため、複雑形状でも膜厚差が小さく、付き回りの良い皮膜です。
めっきの膜厚が全体に均一 | 先端のめっき膜厚が極端に厚い |
はんだ付け性が良好な皮膜です。
また、一般的な無電解ニッケル(Ni-P)皮膜よりも、高硬度です。
当社は、無電解ニッケルボロンの処理ラインを有している数少ないめっき会社の1つです。200㎜サイズの製品も処理可能です。
なお、無電解ニッケルリンめっきについては、L500㎜サイズの長物も対応しております。
ニッケルボロン皮膜に含まれるボロン(B)の含有率はどの位ですか
Bの含有率としては1wt%未満となり、ほぼニッケル成分です。
ニッケルボロン皮膜を更に上げる方法はありますか
めっき後で800Hv前後ありますが、熱処理を加える事で1000Hv近くまで上昇します
ニッケルボロン皮膜はクロム皮膜と同等の硬さですが、硬さ以外にどの様な違いがありますか
コスト面ではクロムめっきや無電解ニッケルリンめっきよりは割高になります。
しかし、複雑形状(筒の内部や先端鋭利な部分)に均一な膜が形成できたり、半田付けができたりと、ニッケルボロン皮膜ならではの特徴があります。必要な特性に合わせためっき仕様が重要ですので、めっき仕様に迷われたら、当社にお問い合わせください。