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継体時代のハイテク ”冠にメッキ権威示す”

福井県立歴史博物館の“古代のテクノロジー展”とコラボレーションにより、福井新聞も、特集をくみました。福井には、多種多様なハイテク技術が1500年前より創造され、継承されてきました。その歴史が今も続いている!ロマンを感じる特集でした。
(福井新聞平成19年11月7日)
金の冠や耳飾りをつけ、居並ぶ家来の前に姿を現した豪族。光輝く装身具の数々は、その権威を高めるのに十分な効果を発揮したでしょう。
 国内で金や銀の装身具が使われるようになったには、五世紀のことです。最初は、朝鮮半島や中国の製品が持ちこまれるだけでしたが、五世紀後半には製作技術が伝わり、国内での生産が始まりした。
 金や銀の加工に使われた技術のうち、とくに重要なものがメッキです。豪族たちが使った冠や耳飾り、帯金具や靴のほとんどに、この技術が使われていたからです。
 当時のメッキは、金を溶かした水銀を銅や銀に塗り、これを加熱して水銀を蒸発させるという方法で行われていました。この方法は、電気を利用したメッキ法が広まる近代まで、千年以上にわたって使われ続けたのでした。
 写真は、二本松山古墳(永平寺町)で出土した冠の復元品(清川メッキ製)です。銅版に金メッキをして作られています。五世紀を終わりごろのもので、国内では再古級の冠とされています。この冠が越前製か畿内製かは判明していません。しかし、当時最先端の技術で作られた製品が、いち早く越前にもたらされていたことは確かです。この地域の先進性と、国内での勢力の大きさを物語っています。(県立歴史博物館学芸員・中原義史)

 特別展「古代テクノロジー継体大王の時代の最新技術」は、県立博物館で十二月二日まで開催中


テーマ:めっき冠が復元されるまで    【 2007年11月08日 】