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忠ちゃん奮闘記「たのしみは」

清川忠会長が執筆いたしました「忠ちゃん奮闘記 めっき屋でござる」45周年版での追記記事を数回に分けて御紹介させていただきます。

「たのしみは」
 たのしみはで始まる福井県が生んだ幕末の歌人「橘 曙覧」一人で楽しめる歌として、独楽吟にまとめ、52首に収められている。その中の五首目に
「たのしみは百日(ももか) ひねれど成(な)らぬ歌のふとおもしろく出(いで)ぬる時」
 嬉しいことには、幾日も苦労したけれども、良い和歌が生まれ浮かんでこずに現在に至っている。しかし、不思議なことにふとした何かの拍子に良い歌が出来上がった時で有る。仕事に置き換えると毎日、研究や開発、そして仕事の効率を上げるため、又は品質を上げるため、毎日毎日実験をしたり、また、議論したり、努力をしたが思うような良い結果が出なかったが、ふとした事又はふとした時に良い結果が出た。悩んで悩んだ後の結果であればこそ、喜びもひとしおで有る。
 次に第六首目に
「たのしみは妻子むつまじくうちつどひ 頭(かしら)ならべて物を食う時」
 嬉しいことには妻子と仲良く食卓を囲んで家族揃って食事をとる時で有る。今日も昔も大人はみんな仕事に大変忙しく、親子、又家族揃って食事をすることは少なかったのだろうが、昔なら、家族揃って食事をする風景は当たり前として思っていた。今日もあまりかわらない。この時代よりも今日のほうが、親子、家族、毎日朝食を食べたり、夕食を一緒に食べる時はもっと少ないかもしれない。
 昨今、家庭の会話又はコミュニケーションの少ないことが社会問題となっている。いじめであったり、家庭内暴力であったり、親を殺傷したり、子供を殴り殺したり悲惨な事件が発生している。この和歌のように、妻子むつまじく頭を並べて食事を取りながら、子供の一日あった話などを聞いてやっていれば、家庭円満ではなかろうか。
 最後に第九首に
「たのしみは、朝おきいでて、昨日まで無(なか)りし花の咲ける見る時」
 嬉しいことには、朝起きてふと庭を見ると、昨日まではまだ咲いていなかった花、咲く様子すら無かった花が、突然咲いていたのを発見したことで有る。しかも思ってもいなかった、考えてもみなかったこと、こんな嬉しいことはない。この和歌は平成6年6月13日天皇皇后両陛下御訪米の際、クリントン大統領が、その歓迎スピーチで引用したことにより、「橘 曙覧」は余りにも著名な作家となったので有る。
 思いがけなく、嬉しいことに出会ったりすること、人と人との出会いを大切にし、めったに会う事の無い人に会えた、嬉しさをお伝えする為に、クリントン大統領は、この歌を引用して天皇皇后両陛下をお迎えになったのであると思っている。
 越前福井小国の幕末の歌人、橘 曙覧が世界に通用する歌人であった事は知らなかった。まだまだ知らない事が沢山ある。どんな小さい事でもとことんまで調べれば、面白く奥が深く、楽しみも増える事であろう。
皆さんもいろいろ挑戦して見ませんか?


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テーマ:忠ちゃん奮闘記    【 2013年06月03日 】