めっきをつけるためにはどのような方法があるのか。まず、大きく2種類に分けられます。
1つ目は、乾式めっき法、水溶液を使わない方法です。
乾式めっきの中には、溶けた金属の中に浸漬させてめっきする溶融めっき法と、専用の装置の中で真空状態にしてめっきする真空めっき法があります。
溶融めっきの例としては、建物の外階段やガードレールなどです。
特に屋外にある鋼材にはほとんど溶融亜鉛めっき処理がされています。
湿式めっきや乾式めっきと比べ、非常に厚い膜が形成でき、非常に耐久性に優れています。
後者の真空めっき法はさらに細分化され、化学蒸着法、真空蒸着法、スパッタリング等の方法があります。
真空めっき法は比較的高価な処理方法ですが、湿式めっきでは形成できない膜を形成できます。
2つ目は、湿式めっき法、めっきしたいモノを水溶液に浸漬させてめっきする方法です。
湿式めっきの中でも、電解めっき、無電解めっきの2種類があり、当社は、両方の湿式めっきを行っております。
これから、この湿式めっきについて、詳しくお話していきますので、「めっき=湿式めっき」とさせていただきます。
さて、次は、「電解めっきと無電解めっきの原理」について、お話致します。