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めっき実験セットを用いてのめっき解説 1

めっきとは

めっきとは

めっきとは

めっきを簡単に一言で表すと「強い金属が弱い金属や非金属を助けること」と表すことができます。弱い金属は汚れていたり、さびやすかったりします。強い金属は綺麗だし、さびにくかったりします。強い金属に電気などの信号を送ることで、強い金属が弱い金属を守ってくれます。弱い金属が強い金属で守られると美しくなったり、さびにくくなったりします。めっきとは強いものが弱いものを守ってあげる美しい現象なのです。

めっきの起源

めっきの歴史は古く、紀元前700年にスキタイ地方(中央アジア)にてめっきが発祥したとされています。日本には、メソポタミア文明からシルクロードを経てに中国もしくは朝鮮より伝来しました。
日本で最初にめっきされたものは「奈良の大仏様」とされていますが、これより140〜150年前に越前で発見されたかんむりにめっきが行われていた史実が明らかになっています。約1500年前の天皇である第26代継体天皇は越前・福井出身であり、越前で過ごされていた頃、かんむりに金、銀めっきされたものが使用されていたということです。

めっきの種類

めっきは大きく分けて湿式めっきと乾式めっきに分類されます。湿式めっきは水溶液を使い、乾式めっきは水溶液を使いません。湿式めっきは電気めっきと無電解があり、本書では湿式めっきについて取り上げていきます。

めっき加工設備の一例

めっきの主な使用目的

装飾めっき

古来より人々は美しいものに憧れを抱き、いかに美しくモノを魅せるかを求めていった結果のひとつにめっきという方法を編み出しました。色、つや、質感など外観を美しくするためのめっきを装飾めっきと言います。

・代表的な用途事例
洋食器、アクセサリー、自動車のエンブレム、デジカメの外装

洋食器への金銀めっき

防錆めっき

金属が大気中の酸素や水と反応することで金属表面に錆が発生します。「鉄は国家なり」と言われ国力の指標とまでなっていた鉄ですが、錆びやすいという欠点がありました。しかし、鉄の錆びやすいという欠点をめっきで補うことができます。鉄などの錆びやすい金属に防錆めっきをすることで錆びにくい性質を与えることができるのです。鉄への防錆を目的として広く使われているのが亜鉛めっきです。

・代表的な用途事例
ボトル、ナット、建築金具

防錆用の亜鉛めっき

機能めっき

近年の電子機器の発達により電子部品への高機能性が求められてきました。特に磨耗のしにくさ(耐摩耗性)、電気の伝わりやすさ(電気伝導性)、半田付けのしやすさ(半田付け性)などの特性が求められています。付与したい特性を持つ金属でめっきすることにより、求められた機能を付与することができます。

・代表的な用途事例
耐摩耗性 ・・・シリンダ、ロール、シャフト
電気伝導性 ・・・電子部品、半導体部品
はんだ付け性 ・・・電子部品

電子部品へのニッケルめっき(携帯電話)


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