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めっきの密着性試験法

@やすり試験法

@やすり試験法 / めっきの密着性試験法
研削試験法の一種で、やすりを擦りつけることにより、めっき皮膜が剥がれるか確認する方法です。
ニッケルめっき、銅めっきなど多くのめっき皮膜に使用出来ますが、硬さが700Hv以上あるクロムや無電解ニッケルめっきなどはやすりよりも硬いため使用できません。

Aへらしごき試験法

Aへらしごき試験法 / めっきの密着性試験法

試料面を金属又はめのう製のへらしごき用工具によって摩擦して,めっきの密着性を調べる試験方法である。
この試験は,極めて密着性の悪い皮膜を検出するだけであって,厳しい使用環境のもとで使用されるめっき製品及び 40µm 以上の厚い皮膜には適用しない。

試験器具: 適当なへらしごき用工具を使用する。へらしごき用工具としては,端部及び半球状に滑らかにした直径 6mm の鋼棒又はめのう製の歯科用へら(舌押し器)がある。

試験方法  試料表面の 6cm2以下の面積を,へらしごき工具を使用し,約 15 秒間,素早く,均一に摩擦する。押付け圧力は,各ストロークともめっきに光沢を与えるに十分なものとするが,めっきを切断しないようにする。

判定方法:判定方法は、試験箇所を目視によって観察し、めっきのはく離又は膨れが明らかなときは密着不良とする。


 

B押し出し試験法

B押し出し試験法 / めっきの密着性試験法
押し出し試験は、めっき面の裏側から貫通しない穴をあけ、押し出し棒を挿入してめっき膜を突き破り、破れためっき膜の状態から、めっきの密着性を調べる方法です。
主に、クロムめっきや無電解ニッケルめっきなど硬いめっき膜に使用されます。
評価方法としては、破断面の素地とめっき膜に剥離や割れが見られない場合を密着性良好とし、この逆を密着性が悪いと判断する。

Bテープ試験法

Bテープ試験法 / めっきの密着性試験法

めっき面に粘着性のあるテープをはり付け,これを急速にかつ強く引きはがすことによって、めっきの密着性を調べる試験方法である。

試験用テープ
試験用テープは,JIS Z 1522 に規定された粘着テープ(粘着力は,幅 25mm 当たり,約 8N のもの)で,呼び幅 12∼19mm のものを使用する。

試験方法  試験方法は,次による。
@めっき面のなるべく平らな面を選び,テープ試験を行う部分に鋭利な刃物でめっき面に一辺が 2mmの正方形ができるように素地まで達する条こんを作る。
Aテープをはり付けない部分を 30∼50mm 残して試験用テープをめっき面にはり付ける。このとき気泡ができないように注意しながら指で約 10 秒間強く押し続ける。
B Aで残した部分のテープをもち,めっき面に垂直になるように強く引っ張り,テープを瞬間に引きはがす。

判定方法 
テープが粘着された面を試験の対象面とし,引きはがしたテープの粘着面にめっきの付着があれば,めっきは密着不良とする。


曲げ試験方法

曲げ試験方法 / めっきの密着性試験法

曲げ試験方法
@試料を図に示すように,曲げ半径 4∼10mm の当て金を使用してしっかりと挟み固定し,90°曲げて元に戻す。
A次に,試料を反対側に曲げて元に戻す。
Bこの操作を,定められただけ繰り返し行う
 (曲げ回数は,めっきの種類,製品の使用状態などによって適宜決めるとよい)


判定方法
試験箇所を目視によって観察し,めっきのはく離又は膨れが明らかなときは,密着不良とする。
目視によって密着性の良否が判定し難いときは,試験箇所を 4 倍若しくは適宜な倍率の拡大鏡を用いて観察し,めっきの密着性の良否を判定する。

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