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陽極酸化(アルマイト)処理

陽極酸化の膜厚

陽極酸化の膜厚 / 陽極酸化(アルマイト)処理

     

 Q)質問 (1)
 陽極酸化(アルマイト)を依頼したところ、ネジ孔部分の入りが悪くなりました。陽極酸化処理の膜厚は、アルマイト・硬質アルマイトでどれくらいの膜厚でしょうか。また、膜厚で気をつける点はありますか。


A)答
 陽極酸化(アルマイト)は、色調や膜厚により、アルマイトと硬質アルマイトがあり、各膜厚は次の通りです。
  ・アルマイト …… 色調=白色   膜厚=10μm前後
  ・硬質アルマイト… 色調=焦げ茶  膜厚=30μm以上
   (硬質アルマイトの膜厚は、製品仕様により異なります。)

  注意点として
  陽極酸化膜(アルマイト)は、通常のめっきとは次のような違いが有ります。
   ○通常のめっき …… 素材の上に膜厚分が成膜する。
   ○陽極酸化   …… 陽極酸化の膜厚は、素材側に約1/2、

                素材より上に約1/2の割合で成膜される。
   → よって、製品設計時に、陽極酸化膜の成膜の仕組みを考慮

      し、製品寸法、内径寸法を検討した方がよい。

 

陽極酸化処理と特徴

陽極酸化処理と特徴 / 陽極酸化(アルマイト)処理

Q)質問 (2)
 陽極酸化とは、どんな処理ですか。またどんな特徴がありますか。

A)答
 陽極酸化とは、通常のメッキとは違い、アルミニウム等の表面を強制的に酸化させ、耐食性を向上や硬度を上げる処理を言います。
 被膜の構造は、図のように、素材側から‘均一なバリア層’が出来、その成長と共に‘孔’と‘セル’からなる「多孔質被膜」として生成
されます。
  また、陽極酸化被膜は、次のような特徴があります。
  @ 酸化膜で、電気が流れません。
  A 色は自然発色で、膜厚が薄ければ白色ですが、膜厚があがるにつれて焦げ茶色に変わってきます。
  B アルマイトは、孔に顔料等をいれて、着色することができます。
  C 膜厚に均一性があります。
  D 強酸、強アルカリには、被膜が侵されます。
 E 硬度が上がります(通常アルマイトで200〜250Hv、硬質アルマイトで400〜450Hv)

 

アルミ素材とアルマイト

アルミ素材とアルマイト / 陽極酸化(アルマイト)処理

A1000〜A7000、AC(鋳物)、ADC(ダイカスト)などいろいろなアルミニウム合金がありますが、処理可な材質と処理不可な材質があります。


※2000系、7000系合金は、銅を多く含んでいるので、アルマイト皮膜ができにくく、他のアルミ合金に比べ、耐食性は劣ります。

※処理可能な製品のサイズは、素材の種類により異なりますので、詳細はご相談ください。

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