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清川メッキTOP > 分析技術 > キヨ子先生の分析講座(キャピラリー電気泳動分析装置<CE>)

分析技術

■キャピラリー電気泳動分析装置(CE)

  • ICPでは測定できないめっき液中の重要な成分を分離して測定しています。
  • 時間のかかるめっき液の濃度分析を自動的に一斉に行います。
  • 複雑な成分分析によりめっき液の状態を細かく調べ、「より良い品質」「少しでも長い液寿命」に繋がるよう努めています。

■簡単な原理説明

キャピラリー内にバッファー(緩衝液)を満たします。キャピラリーの片方にごく微量の試料を注入し、右図のように両端から電圧をかけると試料中の各成分がその電荷に応じて移動します。これを電気泳動といいます。泳動を行いながらキャピラリーの途中で移動してくる試料成分を検出器で検出します。

■分析の様子

分析をしていると、「めっき液は生きている」と感じます。同じようで、液の状態は常に変化しているんです。この些細な変動を見逃さないことが品質の安定に繋がると思っています。この装置は、主にバイオや医療などの分野で活躍するとても精密な装置なんですよ。そのような装置をめっきの分野で活用しています。だから条件出しにはとても苦労します。しかも全て英語表示〜\(ToT)/。
品質の高い製品に繋がるよう、1つでも新しい条件出しに挑戦して測定できる項目を増やしたい。そして私たちの仕事により、たくさんの笑顔が見られたらうれしいです!

CEは、試料が微量でよい、希釈や前処理が簡単、短時間での測定が可能…などたくさんの利点があります。また、ICPでは原子のみの測定ですが、CEでは分子としての測定が可能です。例えば、P(リン)を測定する場合、ICPではP(リン)としてしか測定できないですが、CEを使うとPO2(次亜リン酸)、PO3(亜リン酸)などと詳しく調べることができます。液の成分や不純物などの分析は、品質向上はもちろん、液寿命の延長にも役立ち、コストダウンや環境にやさしいものづくりにつながっています。

今回のキーワード

  • ・成分分析
  • ・めっき液寿命
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